今年はVectorシェアレジ入金ゼロ。

Vectorにはシェアレジといって、シェアウェア料金徴収をソフト作者に代わって代行するサービスがある。
Vectorに手数料を取られるし、銀行口座振込み料金も引かれるので、シェアレジを使われると銀行に直接振り込んでくれるよりは作者は儲からない。
鍋田辞書を完全フリーソフトに移行してから、
Vectorシェアレジの入金は一回もない。
この調子だともう二度と入金はないだろう。
シェアウェアではなくなったが寄付ウェアとしてシェアレジは残してあるので入金は可能である。
別に入金はなくても構わないのだけれど、こういうものなのかなと思った。
鍋田辞書は各種方面から収入があった。
書籍の辞書の付属CD-ROMへのバンドルのライセンス料金やサイトの広告料金などである。
それらの中で一番収入が少なかったのは、シェアウェア料金だった。
もし、儲けたいならシェアウェアではないほうが儲かる場合が多いと思う。
鍋田辞書は最初からフリーソフトのほうが良かったのかも知れない。
しかし、シェアウェアにするとどうなるのかという実験の価値はあっただろう。
シェアウェアといってもプロテクトをかけず、そのまま使えるようにしていたから実質上はフリーソフトとなんら変わらなかったが。
1995年ぐらいの時期は、まだシェアウェアでも儲かる可能性があった。
今はもう、シェアウェアで儲かるような時代ではない。