Bamrungrad病院に行ってみた件

バンコクに行く用事があり、病気でまだ病院に行っていなかったのでついでにスクンビットのソイ1とソイ3の間にあるBamrungrad Internationarl Hospitalという病院に行ってきた。
病院にはタイ語表記は一切ないがネットで調べるとタイ語の病院名はโรงพยาบาลบำรุงราษฎร์だ。
タイの地方の県(州)で一番大きい病院に行っても医療技術レベルは低いのでバンコクの大きな病院で診察してもらいたかった。
Bamrungradは大きな病院だが外人向け病院だったので大失敗。
受付の段階で断って診察を受けずに帰った。
まず、行くと全然病院ぽくない。
どう見てもここは外人向けホテルだろう。
実際に病院だけではなくホテルもやっているはずだ。
HOSPITALと書いてある所に行こうとしてもホテルに見えるものはあるが病院らしきものはないので近くにいる人に聞いてみると、日本人はCLINICと書いている建物の10階に行けという。
なぜHOSPITALではなくCLINICに行かないといけないのかわけが分からなかった。
そのCLINICの建物の10階に行ったがやはり全然病院ぽくない。
なにここ?ホテル?の状態で案内に聞いてみると日本人専用受付窓口に回された。
タイ人ではあるが日本語が上手な人が受付をしてくれた。
だが、私はタイ滞在歴が長くタイ語もそれなりにできるのでありがたみは特になかった。
タイ語で話したし。
初診だったのでパスポートを渡して情報を登録してくれた。
パスポートにある日本人名とタイ名のどちらにするかと聞かれて、タイ名の身分証明書を出すのが面倒くさかったので日本人名でいいですと言った。
私は日本人名の他にタイ名も持っていてその身分証明書も持っている。
(国籍は日本国籍しかない)
書類を書けと言われて書類を出されたが記入項目が多すぎて「全部記入するの?」と聞いたが「そうです。」と言われてこの時点でもう帰りたくなった。
よく書類を読んでみると記入必須項目と任意記入項目に分かれていたので、全部書けと言われたが反抗して国籍、話せる言語、住所や電話番号などの必須項目のみ記入した。
任意項目には学歴を高卒以下、大卒、修士・・・などから選択するなど病気とは直接関係がない大きなお世話の項目だらけ。
一枚目の書類の記入は必須項目のみでクリアした。
一枚目の書類で終わりと思いきや二枚目の同意書を出された。
同意項目がたくさんあり、同意できるもののみチェックを入れていくというものだった。
やはり項目が多すぎてまた帰りたくなったが我慢して最初の数個までは書こうとした。
写真撮影に同意するか?の項目は聞いてみると同意しなくてもいいというので同意しないことにした。
数個目の項目の診察料金を家族や職場の人に請求する場合があることに同意するか?というのにひっかかった。
(項目の文章は違うはだいたいそんな意味。)
この同意書を盾に法外な料金を請求されても困る。
予算は500バーツのつもりだったが、なんかこの病院は特別で法外な治療費を請求しそうな予感がした。
治療費をどの程度請求するつもりなのか知らない状態で同意できないから「千バーツとか二千バーツなら払えるが、一万バーツとか二万バーツとかは払えないから、いくらぐらいお金が必要なのか教えてくれ」と言った。
すると二千バーツでは足りない。三千バーツや四千バーツぐらいかかると言われた。
三千バーツとか四千バーツとかいうと一万円ぐらいになりタイ人の金銭感覚では法外すぎる。
ぼったくりもいいとこだ。
高いので他の病院に行きますと言って断って帰った。
残りのたくさん同意項目は読んでもいない。
同意書を書くのも面倒で嫌だったので法外な金額提示をされて断る理由ができてちょうど良かった。
まだ治療費を請求されていない段階なので実際はいくらになるかは分からないが、さすがに三千バーツもしないとは思う。
この病院をやめてタイの地方の県庁所在地にある県で一番大きい病院に行った。
そので初診で診察してもらって薬を出してもらった。
請求費は105バーツ。
300円もしないぐらいだ。
請求の内訳は50バーツが薬代で55バーツが診察などの諸サービス料だった。
薬は三種類でた。
タイの公立病院は異常に安い。
だが田舎の病院ではちゃんとした先生に診てもらうことは無理だと思う。
今回も外見が女子大生ぐらいにしか見えない若いお姉さんが診察してくれた。
本当に医者なんだろうか?
それともタイでは医者ではなくても診察できるんだろうか?
四年前にタイの別の地方の県で一番大きい病院に行った時も大学出たてにしか見えない若いお姉さんに診察してもらった。
今回の教訓。
タイ語ができると思っている人はBumrungrad病院には行かないほうがいい。
医療レベルの高いところに行きたいならバンコクのタイ人が行く大きな病院でいいと思う。
ただ、Bumrungradは日本人専用受付を持っているという日本人向けサービスがある数少ない病院で、タイ語ができない人には重宝するかも知れない。
十数年前にバンコクにある日本語が通じるという別の病院にいったことがあるが日本語を話せたのは先生だけで、受付、看護婦などは日本語はできなかった。
先生は日本の大学の医学部を出ているのだと思う。
先生しか日本語を話せないが、その病院は同意書などなくBumrungradよりははるかにスムーズに診察を受けられた。
昔のことで病院名や場所は忘れてしまった。
そこでの請求額は覚えていないが当時の金銭感覚では安いと思ったことだけを覚えている。
Bumrungradに行くには項目多数の同意書にチェックを入れていく耐性が必要なのと、もしかしたら他の病院より法外に治療費が高い可能性があることを受け入れる必要性がある。
Bumrungradの書類記入は犯罪容疑者が取り調べを受けて調書に記入しているような感じで嫌だった。
病気で具合が悪いときにつきあえるものではない。
金くれる話ならやるが、逆に他の病院よりも高い金を払うのにこんなことせさられるのはごめんだ。