日本語IMEを内蔵する作業をしています。

今、鍋田辞書Windows版に日本語IMEを内蔵させる作業をしているが、
ローマ字入力をメインウィンドウで動かすところまでできた。
単純な処理ではあるがローマ字の組み合わせの種類が多すぎて長い長いソースを書かなくてはいけなかった。
分けの分からない絶対誰も使わないような組み合わせが多すぎるのだが、そういうのにも全て対応させた。
メインの入力ルーチンだけで四千行を超えている。
日本語IMEというのは、やれば切りが無く終わりが来ないからどこで区切るかを考えないといけない。
ローマ字入力による全角ひらがな入力、全角カタカナ入力、半角カタカナ入力、漢字変換は作って、個人的な感想だが違和感無く動いている。
全角英数入力と、かな入力はまだ作っていない。
いままでタイ語、韓国語、ロシア語、エスペラント語などの内蔵IMEを作ってきたが、それらのソースコードの量に比べて、日本語IMEのソースコードの量は半端なく大きい。
おまけに、大量のIME用の辞書データを必要とする。
だからといって、日本語IMEの作成が難しいか言えばどうかなあと思う。
日本語IMEは外国語の知識を一切必要としないから、日本人のプログラマーなら予備知識なく誰でも作り始められるが、外国語IMEは外国語の予備知識なく作り始めることができない。
内蔵日本語IMEは、ほとんどの人にとって全く無意味な機能であることは分かっている。
しかし外国人が日本語辞書を使う場合は、ものすごく便利な機能だ。
将来はタイ人に使ってもらいたいと思っている。
あとは前も書いたが、wine(Windowsエミュレータ)上で日本語IMEがうまく動かないので、日本語IMEを内蔵させると、Linuxでも動くと言う事ができる。
日本語IME内蔵により動作プラットフォームが広がるわけだ。
早く完成せて、Mac OS X開発に戻りたい。