故障率が異常に高いタイの25バーツショップ

25バーツの商品が多いがいろんな値段の商品を置いている。
店の名前は忘れたが、あちこちにあるチェーン店のようだ。
使っているうちに壊れるというレベルではなく最初から壊れていることが多い。
中古とは謳っていないが中古のものも混じっている。
タイでは中古のものを中古とは言わずに売ることは珍しくない。
(安さと見た目と梱包などで中古だと想像はつくが。)
一度開封すれば元に戻せない包装で未開封の新品もあるのだが、なぜか最初から壊れていたりする。
新品でも不良品として捨てるべきものが混じっているということ。
工具のニッパ(25バーツ)を二回買ったが二回とも中古で使い物にならなかったので結局別の店で150バーツの新品を買った。
一回目は錆付いてまともに動かず人間の握力で使うことは難しかった。
二回目は用心して刃こぼれしていないことと、抵抗なく握って動くことを確認して買った。
しかし刃の切れ味が異常に悪く使い物にならなかった。
矢を発射するピストルのおもちゃ(25バーツ?)は不良品で開封直後から発射できなかった。
虫眼鏡(むしめがね。25バーツ)は新品ぽかったが開封直後から歪んで見えて使い物にならなかった。
握って発電する電池不要の懐中電灯(25バーツ)は最初は使えていたが、すぐ壊れた。
ステレオのイヤホンは二個買ったが、ひとつは片耳が全く聞こえず、もうひとつは片耳の音が小さかったので、結局別の店で100バーツぐらいで買った。
で、今日、幼児向け電子ピアノが399バーツで売っていたから買った。
マイクはついているが単三電池四本は別売りだ。
しかしやはり最初から壊れていてオンオフボタンが効かず電源が入りっぱなしだ。
電池を入れるところはドライバーでネジを外さないと開かずに簡単に電池を抜くこともできない。
マイク端子はあったがイヤホンジャックはなくACアダプタもACアダプタ接続端子もない。
ちょっと弾いてみると同時にひとつしか鍵を押せないことに気がついた。
要らんなこんなもの。後で近所の子供にでもあげよう。
いつもいつも壊れていたり質が悪かったりするが安いので懲りずに何度も買ってしまう。
25バーツだと不良品でもまあいいかと思ってしまう。
しかし、電子ピアノ399バーツはちょっと高かったな。
電池まで買ったのに。
25バーツショップは安物買いの銭失いを実感できる貧乏人のための店だ。
何もかも壊れているわけではなく、スプーンなどの食器とかティッシュペーパーとか小さいテーブルとか壊れていないものもある。
不良品だらけでも安いし面白いものを置いていたりするので好きだ。