MSX-BASICを必要とするプロジェクトはあるか?

私が聞かれたのではありませんがそういう質問を見かけました。
有名企業はMSX関連の新規のソフトウェア開発をおそらくもうしていないと思います。
海外の同人レベルであれば未だにMSXの新規開発をして販売している人もいるという話を聞いたことがありますが確認はしたことがありません。
また海外では個人が主催しているのかも知れませんがMSXのプログラムコンテストが現在も行われているようです。
個人レベルで趣味で作っているという人は今でも相当数いると思われ、私もBASICではありませんがC言語とZ80アセンブリ言語のミックスでMSXのプログラムを作っています。
MSX実機を持っていて稼動させている人は少ないし私も実機を持っていませんが現在はエミュレーターがあり、ホームページで動くHTML5のエミュレーターすらあるので自分のホームページのおまけコンテンツとして作る用途もあります。
BASICはMSXのプログラミング言語のひとつで標準言語の扱いですがBASIC以外にも複数の言語があります。
主流の方法では、
・BASIC 100%
・BASICとZ80アセンブり言語のミックス
・Z80アセンブリ言語100%
マイナーな方法では、
・C言語 100%
・C言語とZ80アセンブリ言語のミックス
・その他超マイナーな方法多数
があります。
BASIC 100%で作る方法ですがMSXをターゲットにしなければならない必要性は薄れると思います。
BASICはMSX以外のさまざまなハードをサポートしているからです。
BASIC100%で作るならプチコン(SmileBASIC)、IchigoJam、ORANGE picoでもやることはさほど変わらないと思います。
MSXはハード的にスプライト機能というキャラクターを簡単に動かすことができる機能があり、過去の日本で主流だったPC-9800シリーズのパソコンにはその機能がなく、PC-9800シリーズのBASICであるN88-BASICにはスプライト機能がありません。
そのため、N88-BASIC及びその互換では嫌だというのは分かる気はします。
プチコン(SmileBASIC)、IchigoJam、ORANGE picoにもスプライト機能があるようです。
どうしてもMSXでないと困るという人は蓄積したノウハウを持っている人とか、一部でもZ80アセンブリ言語を使いたい人だと思います。
プチコン(SmileBASIC)、IchigoJam、ORANGE picoはCPUがZ80ではないため、Z80アセンブリ言語は使えません。