SIMカード盗難後の対応。

先月泥棒に部屋に入られて、現金とタイの携帯電話のSIMカードを盗まれた。
犯人は携帯電話をばらしてSIMカードを抜き取った後、わざわざ携帯電話を組み立てていた。
(電池とカバーをつけるだけだが。ねじ回しは必要ない。)
なんでSIMカードを盗んだのか不可解だった。 
見つかったときに携帯電話を使って誰かに連絡されるのを恐れたのだろうか?
単純に残高分の通話をしたいと思ったのだろうか。
SIMカード自体は200円もしないから価値は低い。
タイの銀行のATMカードはVISAのクレジットカードのような機能が使える。
残高の範囲内でインターネットショッピングもできるが、買う時に登録している携帯電話にその都度変わるパスワードをメールを送って、そのメールにきたパスワードをパソコン上で打つ必要がある。
(タイの携帯電話の電波が入る所でしか使えないから日本ではタイの銀行カードでインターネットショッピングはできない。)
つまり、SIMカードを盗まれたら悪用される可能性があり、銀行に電話した。
犯人は銀行のATMカードの番号を控えたかも知れない。
銀行に登録していた電話番号は盗まれたSIMカードの電話番号ではないことが分かって安心。
インターネットバンキングに登録しているかも聞いた。
登録した覚えはないので、もし登録されていれば犯人が登録したかも知れないと思ったからだ。
すると、かなり昔にどこかの支店で登録していると言われた。
確かに、その登録した時期に、バンコクの支店で何かの書類にサインして何かを申し込んでいた。
しかし、何に申し込んでいたか今日まで分からなかった。
昔、タイの銀行のカードをVISAのクレジットカードのように使うVISAデビットの申し込みに行った。
銀行の店員はVISAデビットの存在を知らなかった。
「えとですね、銀行のカードはクレジットカードのように使うこともできて、インターネットで買い物することができるんですよ。デビットというのですよ。VISAデビットですよ。」と子供に説明するように細かく説明した。
デビットの存在を知らん人に言っても申し込みの方法を知るわけもなく別の店員に代わってもらい、再度、子供に説明するように事細かく説明をした。
それで、書類を書いて申し込んだんだが、それはVISAデビットではなくインターネットバンキングだと今日はじめて分かった。
昔、VISAデビットを申し込んだつもりだったのに、使えないから電話したら申し込んでないと言われてATMで申し込みの手続きをしに行った。
VISAデビットの申し込みは書類にサインする必要はなく、明らかに別の何かに申し込んだということだけ分かっていた。
タイ人は銀行員であってもデビットカードというものがこの世に存在することを知らないほど、世の中の知識はない。
銀行員が知らないのだから一般人が知るわけもない。
タイ人は知識が少ないから大人を相手にしても子供と話しているようだ。
ビザのことで、入国管理局ともやりとりするが、何も知らない奴らばかりで質問に答えないとか、無言で逃げるとか、苦労する。
知らない場合、知っている人に回すということはタイ人のプライドが許さないようだ。
プライドを守るために無言で逃げたり、適当な嘘を言って追い返したりする。
道を聞いても、知らない場合は無言だったり、嘘を教えたりするのが普通。
日本人には理解しがたいが、「私は知らない。」と言うことが土下座並みにプライドが傷つくことらしい。
で、インターネットバンキングだが、一度もログインしていないと言われた。
申し込んだつもりがなかったから私はログインしたことはない。
とりあえず、今回の盗難被害は銀行には及ばなかったことが分かった。